ある時から、ご飯が喉を通らなくなりました。
何も食べない日もあれば、毎食卵を溶いたスープだけの日、うどんを少しだけ食べた日…など日によって様々ですが、一日に食べた物はまとめて握りこぶし一個分にもならないくらいでした。
おなかは鳴っているのに食べたいとは思わないし、喉を通過してくれる気がしませんでした。
それと同時に、喉に飴が詰まったような感覚がありました。
なんとなく息苦しくて、喉に違和感があって、でもしこりなどがあるわけではないので放っておきました。
そしてしばらくして、学校に行けなくなりました。
朝目が覚めても、体が鉛のように重くて、肩の上に何か乗っかっているようで、体を起こすことができなくなりました。
朝目が覚めても、と書きましたが、正直寝ているのか寝ていないのかよくわからない状態でした。
ずっとおばさんの妄想が出て来たり不安に襲われたりして、いい時には朝の4時5時に眠りにつき、最悪の時は徹夜をしていました。
そんな私を見かねた母が、病院に連れて行ってくれました。
そこは精神科ではなく小児心療内科ですが、弟が以前不安になったときにお世話になったということで、まずはその病院にしました。
先生には、眠れないこと、食欲がないことを言いました。
ここでは、悪口の幻聴やおばさんの妄想などについては言いませんでした。
特にそれがおかしいとは私は思っていなかったからです。
当然、言わなければ先生もわかりませんから、「お疲れのようだね~。好きなことをしたりお手伝いをして元気が出るのを待ちましょうね。」と言って、漢方と抗不安薬(アルプラゾラム0.4mg)を処方してくれました。
しかし、残念ながらその薬は私に何の効果ももたらしてくれませんでした。

続きます。

経過9 お手伝いその先生のおっしゃる通り、私は毎日お手伝いをしました。
体がとても重たくて頭がくらくらしていましたが、でも先生がおっしゃるから、と...
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