何も得られないまま勉強合宿を終え、新学期になりました。
今度は前のように復活することもなく、毎日が淡々と過ぎていきました。
そういえば、新学期始まってすぐに文化祭があり、私のクラスは劇をしたのですが。
後から聞いた話によると、見に来た母は、私の表情を「心ここにあらずの、死んだ顔」と思ったそうです。
自覚はありませんでしたし、攫われる役なのでちゃんと怖がる表情をしていたつもりでしたが…。
でも、クラスの人からは悪口を言われていると思っているし、おまけに勉強もできない絶望感もあれば、顔が動かないのも納得です。
正直、文化祭のことについてはほとんど覚えていません。
後夜祭で、前のクラスの努力家のお友達と休憩室で談笑したことだけはよく覚えています。
一年生のクラスの友達の数人は、私の悪口を言わなかったから安心でした。(ほんとはおそらくだれも言っていませんが。)
とにかく今のクラスの人たちを怖がり、避けていました。
勉強はできない、友達ともうまく話せない、そんな自分を責めて責めて、追い込んでいくうちに…
ある時、頭の中にけばけばしいおばさんが現れ、私を責めるようになりました。

続きます。

経過7 おばさん幻覚のおばさんは、私のあらゆることを否定してきます。
「お前はでぶでぶすだから周りに不快感を与えている。」
「勉強のできない...
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