五月になり、私には悩みごとがたくさん出てきました。
その中で特に大きかったのは、プレッシャーのことです。
この頃になると学年でもトップの成績を出しており、模試でもいい成績が出てくるようになっていました。
入学当初から比べて飛躍的に成績を伸ばしている私に、先生はすごく感心してくださり、ありがたいことによく褒めてくれました。
そこで、「わーい褒められた」と喜んでおけばよかったのですが、「せっかく期待してくださってるのに結果が出せなくなったらどうしよう」「また次もいい成績でないと見放される」と焦りが募るばかり。
いい成績が出れば出るほど、「次はもっと頑張らなきゃいけない」と頭がぐるぐるしてきました。
もっともっと、と焦って、夜もベッドの中で数式や英単語がただただぐるぐると浮かんでは消えて、眠れない日もありました。
そして、五月中旬のある日のことでした。
現代文の評論を読んでも、読んだ瞬間に文字が頭から抜けていくような感覚。
数学の簡単な掛け算(九九とか)もぱっと出てこない。
英語のリスニングは言葉として耳に入ってこない。
数週間後に定期テストを控えたある日、突然勉強ができなくなりました。

続きます。
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