それからは、毎日どんなに眠くても朝8時から9時ごろに起きて、テレビをソファで見て一日を過ごす日々が続きます。
幻覚は減らず、悪夢で目が覚めることもありなかなかつらい2週間でした。
そして二度目の通院で、リフレックスが2倍に増えました。
ところで一つ思い出があるのですが。
二度目の通院の次の日、母は高校の担任に電話で定期連絡をしなければいけませんでした。
その時、病院を変えたのに、時間もたっているのに何も変わっていない、何も伝えることがないと、私を叱りました。
印象に残っているのが、「何も変わろうとしていない」という一言です。
この頃の私は無気力で、変わるとか変わらないとかそんなことは考えもしませんでした。
ただ毎日が虚ろに過ぎていって、責める声と幻覚を頑張ってスルーするのに精いっぱいで、まさかそんな風に責められるとは思っていなくてショックを受けたのをよく覚えています。
少しだけ、見る方によっては上から目線ととられるかもしれませんが、どうしてもお伝えしたいので書かせていただきます。
もしこのブログを統合失調症のお子さんを持つ親御さんが見ていらっしゃったら、どうか変わろうと自発的に動けないことを責めないで上げてください。
本人も自分の体に何が起きているかわかっていなくて苦しんでいます。
焦らず、自発的に動こうとするまで、その気力が出るまでじっと見守っていただけると、安心して毎日を過ごせます。
私たち母子は、結局変わるための手段として「アドラーの嫌われる勇気」を読みました。
残念ながら読解力が落ちている私の頭では何一つ理解できませんでしたが…。
この状態が自分のせいで続いており、母をも苦しめているんだということに、数日心を苦しめていました。
どうか、焦る気持ちはわかりますが、落ち着いた心で見守ってあげてくださいね。(もし言ってしまっても、過ぎたことは自分を責めたりしないでくださいね。親御さんまで病んでしまったら大変ですから…。)
そして、もし誰かに早く良くなる努力をしろと言われてしまった統合失調症当事者の方は、惑わされず、自分のペースでしっかり休息をとって落ち着いた心で過ごしてくださいね。
不快にさせてしまっていたらすみません。
お仲間さんみんなが心穏やかに過ごせることを切に願っております。
アドラーと考えが合わないっていうのもあるかもしれないんですが(ひねくれものなんで…)、全く理解できませんでした。
続きます。